本日は、「打ち合わせしましょう!」を連発する仕事のやり方について、物申したいと思います。何かあると「打ち合わせしませんか?」と言ってしまっている人は必見です!
すぐに「打ち合わせしましょう!」という人は、相手に事を全く考えていない人
ひと昔前であれば、当然だったのかもしれませんが、今は「当たり前」ではなくなっている仕事のやり方って多いですよね。
その一つに「打ち合わせ」があります。
昔は相手と話をするためには、打ち合わせしかコミュニケーションをとる方法がなかった時代もありましたが、今はメール、SNS、電話など様々なツールを使用して、コミュニケーションを取ることができます。
そのような時代に、何かあるとすぐに
「対面で打ち合わせしましょう!」
「打ち合わせで説明します!」
という人がいますが、これはいかがなものでしょうか。
その人にとっては、相手に会って自分の意思や目的を伝えられるというメリットがあるかと思いますが、そこには完全に欠如していることがあります。それは
相手のメリットや状況、立場を全く考えていない
という事です。もちろん、打ち合わせをお願いする人は、「打ち合わせに伺いたいのですが、いかがですか?」という形で聞いているかと思いますが、そうであっても、
最初から打ち合わせしないと説明できないと考えている時点で相手の時間を軽視している
と考えられても仕方ありません。そこには、
・打ち合わせをしないと説明できない内容なのか?
・相手のメリットや立場を踏まえているか?
などの意識が希薄で、「自分がこうしたい!」という気持ちだけが先行しているように思います。
このような仕事のやり方は、今の時代には合っていません。
もちろん、このような打ち合わせが好きな人であれば問題ないのかもしれませんが、これからはますます、効率の悪い「打ち合わせ」自体が、望まれなくなると感じます。
「打ち合わせ」をすることで、無駄な時間、費用が発生している事を理解すべき!
打ち合わせというのは、コミュニケーションの中でも、最も時間や費用がかかる方法です。
決まった時間に行う必要がありますし、その時間の前後に別の場所にいることができません。
つまり、拘束時間は、実際の打ち合わせ時間よりも増えてしまうのです。
また、打ち合わせ場所まで移動する場合であれば、打ち合わせまでの移動時間(人件費)や交通費などを考慮すると、どれだけの費用がかかっているのでしょうか。これらは全て
これから打ち合わせで説明される商品、サービスの金額に上乗せされている
と考えると、お客様の立場の人は、無駄な時間を使っている打ち合わせ分の費用までを負担をしなければならないことになるのです。
もっと言えば、
このような会社や人は、頻繁に打ち合わせをしている傾向が高いですから、これまでの打ち合わせに要した費用が、お客様に均等に割り当てられて、商品やサービス費用に加算されている
のです。このような考えができるようになると、「打ち合わせ」という行為が、余計な費用を発生させる要因になっていると理解できるかと思います。
もちろん、「会って話をしたい」というお客様の立場の人もいると思います。それは否定しませんが、そのような人は、
その分の余計なお金を払う覚悟
を持つ必要があります。実際にビジネスというのは、そのようになっているからです。
あなたに会いにきた営業マンの人件費をあなたが払っている!
そう考えた方が良いです。
「打ち合わせ」以外の方法で相手に伝える方法を考えよう!
つまり、今の時代は、「一番効率の悪い打ち合わせ」でアプローチするのではなく、もっと効率の良い方法でアプローチする事を考えてみるべきです。
それが自分自身(自社)のためでもあり、お客様のためでもあるのです。
・ネット広告
・SNS
・メール
・電話
・オンライン打ち合わせ(SKYPEなど)
上になればなるほど、相手の時間を奪いません。もちろんスルーされる可能性は高いですが、そこでスルーされる商品やサービスであれば、そもそも打ち合わせをしても、マッチングしない可能性が高いです。
電話やオンライン打ち合わせも相手の時間を奪うという点はありますが、どこでも対応できるという点では、対面での打ち合わせよりはまだマシです。
ただし、これも迷惑だと考える人が多くなっているので注意が必要です。意識すべきは、
相手に迷惑をかけないアプローチをする
という事なのだと思います。これができない仕事の仕方は、最終的には相手のためにもならず、その場が良くても、結局最後は失敗するように思います。
まとめ
すぐに「打ち合わせしましょう!」という仕事が、どれだけ時代に合っていなくて効率が悪いかわかっていただけたでしょうか。
相手に対する配慮を持ち、相手に迷惑をかけないアプローチを意識したいものですね。